ホームページにAIチャットボットを設置すれば、電話やメールでの問い合わせを減らせるかもしれません。ただ、費用はどれくらい必要なのか、AIが誤った回答をしたらどうすればよいのか。こうした点が気になり、導入に踏み切れない会社は多いと思います。
この記事では、AIチャットボットの導入費用をどう見るかと、選ぶ際に確認したい点を解説します。また、AIでは答えられない質問を、LINEなどで担当者へ引き継ぐ仕組みが、窓口の少ない会社に向いている理由もお伝えします。
AIチャットボットの導入費用を決めるもの
AIチャットボットにかかる費用は、主に次の4つで決まります。見積もりを比較する際は、総額に加えて、各項目に含まれる内容も確認しましょう。
| 費用 | 内容 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 資料の取り込み、回答の設定、サイトへの設置 | 誰が資料を整理し、設置を行うか |
| 月額の利用料 | サービスとAIの利用料 | AIの利用料(APIの料金)が含まれるか、別途請求されるか |
| 回数の上限 | 月に回答できる回数 | 上限を超えた場合の料金 |
| 資料の更新 | 料金や営業時間の変更に伴う修正 | 自社で修正できるか、その都度依頼する必要があるか |
特に見落としがちなのが、AIの利用料と、資料を更新する手間です。月額料金が安く見えても、AIの利用料は別に必要な場合があります。さらに、資料の修正を毎回依頼しなければならないと、古い情報で回答し続けることになります。
AIチャットボットの回答間違いを防ぐには
生成AIは、知らないことについても、もっともらしい文章を作る場合があります。会社の窓口に使うのであれば、次の3つを確認しておきましょう。
- 回答の根拠を自社の資料に限定する:サイトのページや料金表・手順書など、資料に書かれたことだけを答える
- 出典を表示する:回答の下に、根拠としたページへのリンクを載せる。お客様自身で内容を確認できる
- 資料にないことには「分からない」と答える:推測による回答はせず、担当者へ引き継ぐ
こうした対策をしても、AIの回答が完全に正しいとは限りません。値引きや納期の約束、契約の条件など、判断を伴うことには人が答えるというルールを決めておきます。
答えられない質問を、LINEやChatworkで担当者へ引き継ぐ
当社のAIチャットボット(Edel AI Hybrid Chat)は、3社に導入しています。その中で分かったのは、チャットに寄せられる質問には、具体的で範囲の狭いものが多いということです(例:「この型番の部品はありますか」「土曜日の午後に見てもらえますか」)。
このような質問の答えは、サイトに載っていないことも少なくありません。そうした場合にAIが無理に回答せず、担当者へ引き継いでくれる点が、導入した会社に喜ばれています。
担当者への引き継ぎは、次の流れで行います。
- お客様がチャットの「オペレーターを呼ぶ」を押す
- 担当者のLINEやChatworkへ通知が届く
- 担当者がそれまでの会話を確認し、使い慣れたLINEなどから返信する
特にこの仕組みが役立つのは、一人社長の会社や、窓口が1〜2人の会社です。外出中でも作業中でも、スマホに届く通知から返信でき、新しい管理画面の使い方を覚える必要もありません。よくある質問への回答はAIが担い、判断を要する質問だけが担当者に届きます。
AIチャットボットの選び方:確認したい5つの点
| 確認したい点 | 理由 |
|---|---|
| 回答の根拠と出典を示せるか | 間違いに気づきやすく、お客様自身でも確認できる |
| 担当者へ引き継げるか(どのツールに届くか) | 回答できない質問の取りこぼしを防げる |
| 自社で資料を修正できるか | 料金や営業時間が変わった際、すぐに反映できる |
| AIの利用料が月額に含まれるか | 費用の見通しを立てられる |
| 回答できなかった質問を確認できるか | サイトに不足している情報が分かり、ページを改善できる |
最後の項目も見逃せません。回答できなかった質問を一覧にすると、それはお客様が知りたいと思っていても、サイトには載っていないことの一覧になります。その内容をページに追記すれば、チャットの回答とサイトそのものの両方を改善できます。
当社のAIチャットボットにかかる費用
Edel AI Hybrid Chat の費用は以下のとおりです(2026年10月21日時点、税込)。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 初期導入費用 | 60,000円(資料の取り込みから設定、設置、LINE・Chatworkとの連携まで当社が行います) |
| 月額利用料 | 14,800円(AIの利用料込み。月3,000回まで) |
対象となるのは、WordPressで作られたサイトです。資料は管理画面から自社で追加・修正できます。最新の料金や条件については、Edel AI Hybrid Chat のページをご確認ください。
まとめ:AIチャットボットは「答えない仕組み」も含めて選ぶ
- 初期費用・月額・回数の上限・資料の更新を踏まえて費用を比べる
- 自社の資料だけを回答の根拠とし、出典も示せるものを選ぶ
- 判断を要する質問には人が答えると決めておく
- 答えられない質問をLINEやChatworkで担当者へ引き継げれば、窓口が少ない会社でも取りこぼしを減らせる
費用の考え方は、「AI業務自動化の費用はいくら?」もあわせてご覧ください。
AIに任せる質問と、人が答える範囲の整理については、無料相談(30分)でお話を伺います。チャットボットではなく、問い合わせメールの分類と返信の下書きから始める方法もあります。